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株式会社サトースクリュウ

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ねじと機械部品豆知識 Column

表面処理の概要 その2

2020年5月8日
◆本金メッキ
下地にニッケルメッキを張り、その上に本物の金を張る。錆びにくく熱や電気の良導体で、高温での酸化にも強い。装飾品、電子部品などに使用される。

◆代用金メッキ
下地にニッケルメッキを張り、その上に黄銅よりも銅の比率が高い銅と亜鉛の合金を張る。黄銅メッキに比べ赤みがあり、より本物の金に近い。

◆グリーンクロメート
亜鉛メッキ後、リン酸を多く入れてクロメート処理する。自然にグリーン色になる。非常に耐食性がよい。耐食用のメッキ。

◆黒色クロメート
亜鉛メッキ後、硝酸銀などの混じった溶液でクロメート処理する。銀が黒色を作っている。酢酸系とリン酸系の2タイプあり、酢酸系は仕上がりは綺麗だが耐食性が悪い。リン酸系は耐食性はあるが、色が悪い。黒色のメッキが比較的安価でできるため利用範囲が広い。耐食性は有色クロメートより劣る。

◆黒ニッケル
主として装飾用である。このメッキはもろく、光沢ニッケルメッキの上に薄メッキとし、変色防止のために有機被膜で保護する。

◆黒クローム
漆黒色の被膜が得られるメッキ。耐摩耗性に乏しい。耐食性は大で他の黒色化に比べ最も耐久性のある被膜が得られる。他のクロームよりは劣る。

◆パーカー
「黒染め」及び「パーカーライジング」の総称です。「黒染め」は四酸酸化鉄被膜で「パーカーライジング」は燐酸塩皮膜である。より色が黒いのは「黒染め」の方で「パーカーライジング」はやや茶色っぽい。「パーカーライジング」は表面がナシ地になる為、通常塗装の前処理として行われる。どちらもベタつきがあり、防錆力は弱い。

◆銅メッキ
銅は酸素を含んだ水に簡単に侵され、亜酸化銅として腐食する。従って装飾メッキとしては銅単独で用いられることはほとんどなく、ニッケルメッキの下地として利用されることが多い。

◆茶ブロンズ
「GB」メッキとも言う。鉄の場合、下地に銅メッキを張った後、特殊な薬品で色づけ研磨する。ステンレスの場合は熱処理によりステンレス自体を茶色に変色させる。

◆亜鉛カラーメッキ(赤メッキ・青メッキ)
下地として亜鉛メッキを施した後、前処理を行い染色し最後にクリアコーティングする。赤・青・グリーン等の原色をはじめとし様々な中間色の加工が可能。耐食性にすぐれ、耐光性もよく、建築金物・弱電部品等にも利用されている。
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