おはようございます(^.^)!
今日のブログは官用ねじの事についてお勉強していきます!
一緒に勉強していきましょう(^^)/
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今回は管用ねじ(米国規格NPTは除く)についての規格、用途をまとめてみました。
よく耳にするが細かい質問などされると答えられないのが、この管用ねじです。
●管用ねじ=(正式には、くだようねじと読みます)
水道管などの接続に用いられるネジで、機械的接合を主目的とする管用平行ねじ(JISB0202 ISO228/1)と、ネジ部の対密性を主目的とする管用テーパーねじ(JISB0203 ISO7/1)があります。
官用平行ねじもテーパーねじも基準山形は、ウィットねじに準じており、呼び径は、1/16
~6インチまで規定されています。
●官用平行ねじ
ネジの種類は官用平行おねじ(記号G(AまたはBを付ける))と官用平行めねじ(記号G)で表され精度は有効径の寸法許容差により等級がA級とB級に分かれ、B級はA級の二倍の公差となっています。記号は、オネジのみに付けられます。
●官用テーパーねじ
ネジの種類は官用テーパーおねじ(記号R)と官用テーパーめねじ(記号Rc)および官用平行めねじ(記号Rp)で表され、精度の等級別種類はとくにありません。この平行めねじ(Rp)は、「官用平行ねじ」に規定されている平行めねじ(G)と寸法許容差が異なるため、別のねじとして扱われます。ねじの組み合わせは、RとRc、またはRとRpです。
ここに示した官用ねじ(GとR)は、1982年に改正されたJISで規定されています。それまでは、1966年のJIS規格(PTやPFなど)が使用されており、今でも「呼び」が残っています。少なくとも1/8、1/4、3/8 などの小口径官用ねじでは、前JIS(1966年JIS)と現JIS(1982年JIS)は全く同じで呼びが異なるだけです。
●現JISと前JIS対照表
ねじの種類 前JISでの呼び 現JISでの呼び
官用平行おねじ PF G(AまたはBを付ける)
官用平行めねじ PF G
官用テーパおねじ PT R
官用テーパめねじ PT Rc
官用平行めねじ PS Rp
●用途と特徴
官用テーパねじは、おもに水道管などの接続。また、真空配管では、低真空~中真空の領域にしか用いることができません。このため、ブルドン管、熱電対真空計、真空スイッチなどの測定子や、低真空配管系が主な使用箇所になります。
一方、官用平行ねじは、あまり真空配管には用いられませんが、平行ねじをフランジに接続し、その間をOリングでシールするような使い方もあります。
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官用ねじのお勉強会以上になります(^.^)お疲れ様でした!
次回のブログもお楽しみに~!(^^)!