お久しぶりです(^^)/
本日はとうとうトルクシリーズ最終章になります!
しかとご覧あれ~:-O
————————————————————
◆トルク曲線のつづき
前々回のブログでは、下穴の開いている樹脂板に、タッピンねじをねじ込む際のトルク曲線を例に挙げました。今回は実践面で考えてみましょう。
ユーザーでのトルク設定は1回のテストで決めるのではなく、複数回のテストが必要です。
その中の4回分を抜き出したとします。
ネジ自体や材料、下穴精度等の要因によって、下記のようにばらつくケースがあります。
各々のグラフは問題ないですが、これらは同じワークのデータです。重ね合わせてみると、ご覧のように・・・
さて、実作業の締め付け機のトルクは何を基準に設定しますか?(設定目標値がバラ付いている)
安易に4つの平均値にしてしまうと・・・おやまぁ!
この様な問題は、樹脂などの柔らかい素材や、新素材・MDF・パーティクルボードで起きやすいです。
樹脂用のネジやタップタイトや、パーチビスなど素材にあったネジを選ぶことで、トルク曲線のバラつきを押さえたり、タッピングトルクとネジバカトルクに明確な差を持たせる事により、解消できます。(又、下穴の有無や大きさも検討に入れる必要があります。)
——————————
いかがでしたでしょうか?(^^)
トルクシリーズはこれにて終了ですが、次回からまた新しいシリーズがスタートしますので、お楽しみに~(#^.^#)