トルクシリーズ part.2

おはようございます!(^^)!

本日も引き続きトルクについてのお勉強です!

一緒に学んでいきましょう(^.^)

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◆伝家の宝刀 T=kFd

ねじ締めで重要なことは締結力です。

「どれくらいの力で押さえ付けているか?」

「ネジの限界の何%で締まっているか?」

これらを調べるには軸力計が必要です。でも、目安はトルク値を使って計算で出すことが出来るのです。

その式が

T(トルク)=kFd

k:トルク係数(一般は、0.2)

F:引っ張り荷重(kgf) 

d:ネジの呼び径(mm)

 

実際に数値を当てはめてみましょう。

 

①M4のネジを20kgfcmのトルクで締めた場合、どれくらいの締め付けが出来ているのか?

20(kgfcm)=200(kgfmm)       ミリに換算します。

200(kgfmm)=0.2×F(kgf)×4(mm)   式に代入

F(kgf)=200(kgfmm)÷0.2÷4(mm)=250(kgf)         移行して

250kgfの締付力が発生しています。

(M4の最小引っ張り破断荷重は約376kgfですから、250kgfは66%にあたります。)

②M8のボルトを400kgfの締結力で締めたいのだが・・・?

T(kgfmm)=0.2×400(kgf)×8(mm)=640(kgfmm)式に代入

640(kgfmm)=64(kgfcm)                           センチに換算します

64(kgfcm)のトルクで締めればよいわけです。

この式を利用すればいろんな事が解ります。

例えば、鋼のM4のネジの場合、最小引張破断荷重(この荷重で破断してもおかしくないと言う数値)は3690(N)

3690(N)×0.101972=376.3(kgf)—————-引っ張り破断荷重の単位を(kgf)に換算。

T(kgcm)=0.2×376.3(kgf)×4(mm)≒301.04(kgfmm)—–計算式に当てはめる。

301.04(kgfmm)≒30.1(kgfcm)————————-一般的なトルクの単位に変換。

状況によりトルク係数が変化しますが、「M4のネジはトルク30.1kgfcmで締めた場合、破断してもおかしくない!」と言えます。

 

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トルクシリーズpart.2いかがでしたでしょうか?

少し慣れてきましたか?(^.^)笑

次回も引き続き、トルクシリーズをお送り致しますのでお楽しみに~(*^_^*)

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